田んぼで「ぶどう」を栽培してみる(1) ~小林農房的ぶどうの育て方~

農業BLOG

小林農房からの新たな挑戦が始まります!
今度はぶどう栽培にチャレンジします!!

美味しいブドウが実るのは2・3年先ですが、その過程を楽しみながら学び、育てていきます!

ぶどう畑の成長やその整備の様子を記録していく予定です。お楽しみに!

ぶどうを栽培するために色々と勉強していますが、育てる地域や土地の条件によって様々な方法があるようなので、この土地にあった育て方を模索しながら作業をしていく必要があります。

ぶどう畑の条件を検索してみると・・・
【気候】〇気温 〇降水量 〇日射量
【土壌】〇水はけ 〇ph
【立地】〇標高 〇日当たり
がポイントとなるようです。

気候

〇気温・・・・・平均気温が10~20℃、1日の寒暖差がある地域が適しています。
〇降水量・・・・春から秋にかけて800~900mm程度の降水量が理想と言われています。
〇日射量・・・・日射量が多いほど良質なぶどうが育ちます。

土壌

〇水はけ・・・・水はけが良い土壌が適しています。
〇ph・・・・・・弱酸性から弱アルカリ性(ph6.0~6.5)の土壌が理想的と言われています。

立地

〇標高・・・・・標高200~400mの地域で栽培が盛んに行われています。
〇日当たり・・・日当たりの良い場所が適しています。

ぶどう畑に適した条件を見ていると“田んぼ”にぶどう畑をつくるべきではないのか・・・という思いが生まれてきます。

しかし、「美味しいぶどうが食べたい!」「みなさんに美味しいぶどうを届けたい!!」という思いがあるので、どうにかして田んぼで美味しいぶどうを育てる方法を探求しています。
近くでぶどう栽培を行っている農家の方々に話を伺い、書籍やYouTubeで研究を重ねてきました。

結論としては「ぶどう作りに正解はない!」です。
色々な人のぶどうの育て方を見ていると、多種多様であることが分かりました!

そこで「小林農房的ぶどうの育て方」を確立させていこうと思います。

うまくいかないことも多々あると思いますが、ぶどうの力を信じ、真心を込めて育てていきます。

「小林農房的ぶどうの育て方」のポポイントは・・
「ルートラップポットを使った根域制限栽培」と「ぶどう棚」です。

ルートラップポットを使った根域制限栽培

根域制限栽培

根域制限栽培は、ぶどうの根の広がりを物理的に制限することで、樹の成長や果実の品質をコントロールする栽培方法です。

なぜ、根域制限栽培なのか!?
それは、“田んぼ”という大変水はけが悪い場所で栽培をするからです。
地面の上に「ルートラップポット」を置き、そこで栽培をしていきます。
そのことによって、ポットの中に水はけのよい土壌を作りだすことができます。
根の広がりが制限されることで、樹のサイズがコンパクトになります。そのため、剪定や収穫がしやすいサイズを保つことができます。
また、植え付けてから2年目で収穫が見込めます。

ただ、地面に植わっていないので、水分管理が重要になってきます。
ルートラップポットを使った根域制限栽培でぶどうの樹を枯らしてしまったとう話を聞きます。
自動灌水システムをしっかりと構築する必要があります。

ルートラップポット


ルートラップポットは不織布でできていて、根域制限栽培を可能にしてくれるポットになります。
ルートラップポットは通気性が良く、根が健康に育ちやすいです。また、水はけが良く、過剰な水分を流すことができます。

先ほども言いましたが、水分と肥料の管理をしっかりと行っておく必要があります。

ぶどう棚

ぶどうを栽培する時に、棚を作って「蔓の誘引」を行います。
しかし、棚の役割はそれだけではありません!!
春から夏にかけて雨にさらされる土地でぶどう栽培するためには、雨除けをつくる必要があります。
雨除けを設置することで、ぶどうが雨にさらされることがなくなり、果実の割れを防いだり、過剰な湿気による根腐れを防いだりすることができます。
また、ぶどうは雨に当たると病気が発生しやすくなります。

単管パイプを使ってぶどう棚を作っていきます。

「梅雨に雨の多い地域」尚且つ「湿気の多い田んぼ」という、ぶどうを栽培するにはよくない条件であっても、「ルートラップポットを使った根域制限栽培」と「ぶどう棚」を組み合わせることで、きっと美味しいぶどうが育つと考えています!!

構想を練ったら、即行動です!
材料の発注。圃場の整備。棚づくりをやっていきます!!!

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