2024年のプール育苗の記録。第2弾!
ということで、今回は出芽した苗箱をプールに並べていきます!
プール育苗のメリットは、田んぼと違って歩きやすくて、簡単に並べられるというところあります。
プール育苗とは
プール育苗とは、ビニールハウス内や露地などに、ビニール等で簡易なプールをつくり、そこに育苗箱を並べて、水を溜めた状態で育苗する方法のことです。
出芽を育苗機の中で行うか、プール育苗の場所で行うかなど様々な選択肢があります。
今回はより確実な方法ということで、育苗機で出芽させて苗箱をここに並べて、育苗していきます。
今年は、日本晴を140箱していきます!
プール育苗の手順
- 地面を水平にする
- プールの枠を設置する
- ビニールを敷き、枠に留める
- 出芽している苗箱を並べる
- 園芸枠の上に太陽光反射シートをトンネル状にかける
- 芽が1.5葉になったらプールに水を溜める
- 気温をみながら反射シートを開閉する
- 田植えの1週間前に、反射シートをとる
出芽している苗箱を並べる
育苗機に入れていた苗箱の芽がしっかり出ました!!
この苗箱を前回準備したプールに並べていきます。
計算通り、しっかりと枠内に140個の苗箱が並びました。
園芸枠の上に太陽光反射シートをトンネル状にかける
次はプールのまわりに園芸枠を等間隔で刺していきます。
2.5箱間隔で枠を設置しました。
園芸枠の上に太陽光反射シートを張ります。
この反射シートには透光率があり、今回は約30%のものを使用しました。
反射シートには透光率によって種類があります。
「TS」がハウスプール育苗用で透光率が約10%のものです。
「TB」が露地トンネル育苗用で透過率が約30%のものです。
地域や時期(気温・日照時間)によって、どのシートを使うかを考える必要があるようです。
■反射シート(ピアレスフィルム)3つの特徴■
〇遮熱、保温性・・・一定の温度に保ってくれます。
〇微光透光性・・・適度に光を通してくれます。
〇防乾、保湿性・・・水蒸気が蒸発することを防ぎます。
※TBタイプは京都のピアレスフィルムを製造している会社に電話をして直接購入しました。
反射シートがめくれないように、木材を置いて、シートを巻き込みます。
最後に、シートの上から園芸枠を設置して、周りに重石を置いて完了です。
反射シートは高価なので、破れないように丁寧に作業をしていきました。
この後、芽が1.5葉に成長したら、反射シートを剥がして、プールに水を張ります。
たぶん4・5日でその段階になると思っています。
次回は、手順の6~8についてのブログを書くことになります。しっかりと苗が根を張り、田植えができるようになることを祈りたいと思います。
初めてでもうまくいく!プール育苗2024 vol.① | 小林農房 (kobayashi-noubou-2022.com)
初めてでもうまくいく!プール育苗2024 vol.② | 小林農房 (kobayashi-noubou-2022.com)
初めてでもうまくいく!プール育苗2024 vol.③ | 小林農房 (kobayashi-noubou-2022.com)
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