
小林農房の今年のチャレンジの第1弾は、「菌ちゃん農法」です!
うまくいくかどうか分かりませんが、物は試し!やってみます!
菌ちゃん農法にチャレンジ!!
「できるだけ無農薬で元気な作物を育てたい」という思いから、菌ちゃん農法に挑戦することにしました。農薬や化学肥料に頼れば、その分環境への負担が増え、経費もかさみます。
落ち葉や草、木など身近な素材を使い、糸状菌を増やして植物の成長を助けるという方法に感動し、「これだ!」と思いました。
この菌ちゃん農法は吉田俊道さんが提唱したもので、本やインターネットにたくさん情報が載っていました。それを参考にしながらチャレンジをスタートします。
菌ちゃん農法とは?
糸状菌のはたらき
糸状菌の働きを、簡単にまとめると以下の4点になります。
①土をふかふかにする
②根の活動を助ける
③空中の窒素を利用しやすくする
④有機物を分解して土を育てる
土をふかふかにする
糸状菌は細い糸(菌糸)を土の中にどんどん伸ばし、まるで地下の道路網のようなネットワークをつくります。
このネットワークがあることで・・・
●水や空気が通りやすくなる
●根が伸びやすくなる
●土がふかふかの団粒構造になっていく
といった“良い土”の条件が整います。
根の活動を助ける
糸状菌の中には、根の細胞に入り込んで植物と共生するタイプ(菌根菌)もいます。
これが根の“延長コード”のような役割をして、水分や栄養素を効率よく吸収できるようになります。
空中の窒素を利用しやすくする
糸状菌は、窒素固定細菌と協力しながら、空気中の窒素を植物が吸える形に変える仕組みを支えています。
つまり、肥料を入れなくてもチッソが供給される土に近づいていきます。
有機物を分解して土を育てる
落ち葉や草などの有機物は、糸状菌の大好物です。
これを分解しながら、土の中の微生物の活動を活発にし、土の栄養循環が自然に回る状態をつくっていきます。

菌ちゃん農法が「糸状菌ファースト」と言われるのは、この菌たちが土づくりの中心だからなんです。
資材
菌ちゃん農法では、糸状菌が安定して育つ環境を作るために、高い「畝(うね)」を作ることが大きなポイントです。高い畝を作ることで、糸状菌が伸びる空間ができますし、大雨で水浸しになってしまうことも防げます。
高い畝の中には、糸状菌を増えるために必要な資材(エサ)をいれます。
糸状菌のエサになる有機物には以下のものがあります。
- 落ち葉
- 刈草
- 竹炭
- 木の枝
- 丸太
手順(実際やってみた)
資材を集める
落ち葉・刈り草・木の枝・竹チップなど、糸状菌のエサになる素材を準備します。
できるだけ、簡単に資材が集められるようにします。
小林農房の場合は、竹林があるので、落ち葉はそこから回収しました。
また、倉庫の整理をすると、ボロボロの木や竹がどんどん出てくるので、整理整頓を兼ねてこれらも資材としました。


竹林に積もった落ち葉の下には、菌ちゃんがいっぱいました!!
これを埋めると、あっという間に糸状菌が伸びてくれそうです。
畝の芯をつくる
畝の一番下に、太めの枝・丸太・木片・竹などを置きます。
これは糸状菌の住処になり、長期間ゆっくり分解して糸状菌が畝に長く住めるようにします。
また、大きな木を畝の両サイドに置く置くことで、畝が崩れにくくなります。

元々田んぼだったので、土が粘土質で、ゴロゴロしています。
土を盛り、籾殻などとスコップや鍬でしっかり混ぜました。
有機物を層にして積む
木材の上に、落ち葉、籾殻、朽ちた竹などをいれます。
雨ざらしになっていた資材を入れることで、糸状菌がよく伸びます。

最終的に畝の高さは、50smほどになりました。
寝かせる
畝を作ったら、雨が降るのを待ちます。
雨が降ることで、糸状菌が伸びる環境が整います。

畝を立てて、3日後に雨が降りました。
畝に水分が十分に行きわたったらマルチをかけます。
マルチを被せる

マルチをかけることで、糸状菌が安定して育つ環境ができます。

- 畝の肩をしっかりと立て、表面を平にする。
- 黒マルチを広げる。
- 両端をしっかりと固定をする。
- 先端と後端を固定する。
重りを載せる
畝の上に「重り」を置いていきます。
小林農房は家に転がっていた瓦にしました。

重りを置いたところは、下から水分が上がってきます。
糸状菌が成長するには、水分が必要です。
後は、2~3カ月放置をして、糸状菌が伸びるのを待って、定植をしていきます。
やってみて
菌ちゃん農法の理論を全部理解するのは、少し難しいですが・・・
本に書かれている通りに、落ち葉、草、木材など、身近にあるものを並べて、畝を作っていくことはそんなに難しいことではありませんでした。
また、 お金をかけずに土づくりができるのも魅力です。
気を付けることとして、ニセ菌ちゃん農法がネット上にいっぱい上がっていることです。
吉田俊道さんは、菌ちゃん農法に適していない有機物について話しておられます。しかし、そうした有機物を入れるように促す記事を目にしました。
有機農法にも様々あるので、注意が必要だと感じたので、菌ちゃん農法にチャレンジしようと思っている人は、ご自身でよく調べられてからやられることをおススメします。

2か月後に、作物の定植をしようと思います。
今年は、唐辛子にしようと思っています。

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