小林農房の春キャベツ② 〜定植したよ〜

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小林農房では、秋に種をまいた春キャベツが順調に育ち、いよいよ定植の時期を迎えました。
今回はその様子をご紹介します。
どの苗もしっかりと育っていたので、ここからどんどん育ってくれそうです。

春に美味しいキャベツが収穫できるのが、今から楽しみです。

どんな農作物を育てるときも、大事なのが土づくりです。キャベツがしっかりと育つために、土壌改良をして準備を進めました。

土づくりをのために色々なものを撒きました。
撒いたものは以下の通り。

  • 『苦土石灰』・・・・定植2週間前に、1㎡あたり100g(2握)
  • 『籾殻』・・・・・・1㎡あたり1~2ℓ程度
  • 『化成肥料8-8-8』・・定植1週間前に、1㎡あたり100g(2握)

籾殻をたっぷりと撒いて、土をふかふかにしました。
田んぼの土なので、粘土質で塊になっているので、少しでも根を伸ばしやすい環境を作っておきました。
また、苦土石灰を撒いて、酸度を調整しました。



先ほども書きましたが、もともと田んぼだった場所なので、粘土質で塊になっている土です。
農作物を育てるには適していません。

定植1カ月前に、トラクターで耕しました。

定植2週間前に、苦土石灰や籾殻を撒き、小型の耕うん機を使って、さらに細かく耕していきます。

植え穴はポットより少し深めに掘り、苗を置いたときに地表と茎の付け根が同じ高さになるように調整します。

深植えしすぎると蒸れやすく、浅すぎると倒れやすいので注意です。

苗を置いたら、根鉢の周りにしっかり土を寄せて、株元を軽く押さえて固定します。

最後にたっぷりと水を与えて、活着を促します。

定植が終わったら、すぐに不織布でトンネルがけをしました。
ヨトウムシやコナガ、イモムシなどから、苗がかじられることがありますが、それを防ぐために防虫対策をしました。

不織布は防虫ネットよりも保温性が高いので
・虫の侵入を防ぐ
・夜間の冷え込みから苗を守る
という二つの役割を同時にこなしてくれます。

トンネルのポイントは、
・不織布が葉に触れないようにアーチを高めにする
・風でバタつかないように裾をしっかり土で押さえる

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水やりのときは片側だけめくって作業する このあたりを意識すると長持ちします。
これで、活着までの初期生育はかなり安心できます。

定植後2週間ほどしたら、土寄せを行いました。

定植してしばらくすると、キャベツは根が広がり始め、株がぐっと大きくなってきます。
このタイミングで行うのが土寄せです。

土寄せには、
・ 株をしっかり固定して倒伏を防ぐ
・ 根の張りを促して生育を安定させる
・ 追肥の肥料を効かせやすくする

といった大事な役割があります。

やり方はシンプルで、株元に軽く土を寄せて、根元が安定するように整えます。
あまり盛りすぎると蒸れの原因になるので、株の外葉が埋まらない程度にふんわり寄せるのがポイントです。

今年の冬は、思っている以上に暖かい日が多いので、キャベツの生育が早くなっている気がします。
追肥のタイミングなども変わってきそうなので、その辺りも注意しながら、美味しいキャベツを育てていきたいと思います。

小林農房の春キャベツ!① ~秋から始まる物語~ | 小林農房

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