「キエーロ」というコンポストを知っていますか?
これは生ごみを処理するための装置です。
夏になると、台所のゴミが臭くなったり、コバエが発生したりすることがありますよね。
そうならないように、生ごみをこまめに処理することができればいいのですが、ゴミを出す日が決まっていて、なかなかそうはうまくいきません。
そこでおすすめなのが「キエーロ」です!
ベランダで使える小型版もあるので、場所を選ばずに利用できるのが魅力です。
「キエーロ」の特徴は、黒土中に存在するバクテリアを活用して生ごみを分解し、消滅させることができる生ごみ処理機であり、臭いや虫の発生が少ないことです。
家で調理をすると、たくさんの野菜くずが出ますよね。
それを、肥料としてもう一度畑に戻すためのコンポストを作成します。
これで、燃えるゴミを減らすことができますし、この季節きつくなる生ゴミの臭いをなくすことができます!
小林農房は、「キエーロ」をアップグレードして、可動式「キエーロ」を実現しました!
可動式の利点は以下の通りです。
〇 畑のレイアウトを変更したい場合、簡単に移動可能。
〇 モグラが近寄りにくい。
〇 完成した堆肥を、そのまま必要な場所へ運べる。
※コンポストを地面に置くと、土中にミミズが大量に発生することがあります。ミミズが多いと、それを餌とするモグラが集まってきて畑を荒らすため、できるだけ避けたい存在です。
「キエーロ」作成手順
- 材料の準備
- 土台に柱を立てる
- 柱に壁板を貼る
- 蓋をつける
- ポリカーボネート中空ボードにアルミシールを貼る
- タイヤをつける
- 断熱材を入れる
- 黒土、米ぬかを入れる
材料の準備
プロジェクトを始める前に、まずは材料集めから!田舎の家の周りには、様々な木材が散らばっています。
以前に作成した扉で使用したポリカーボネート中空ボードなど、使えそうな材料を探してみました。
不足している材料は購入する必要がありますが、まずは家にあるものを使ってみることにします。
そうして家の中を探してみると、役立ちそうなものが見つかりました!
土台に柱を立てる
合板の土台に柱を設置します。
今回は2×4材を縦半分に切断して柱として使用しました。
写真では見えにくいですが、手前は40cm、奥は48cmの長さにカットしています。
そうすることで、蓋を取り付けると斜めになり、できた隙間を空気が通るようにしています。
柱に壁板を貼る
壁には幅120mmの杉板を使用しました。
柱の幅に合わせて、上から順に杉板を貼り付けていきました。
精密さは必要なかったので、実物を合わせながら作業を行いました。
想像以上に雰囲気が良く、かなり満足しています。
蓋をつける
蝶番を使用して蓋を取り付けます。
蓋が過度に開いて裏側に倒れないためのストッパーとして、角材を設置しました。
タイヤをつける
可動式であるため、6インチのタイヤを装着しました。
小さなタイヤでは畑を移動することが難しいので、大きめのタイヤを選びました。
ストッパーもしっかりと取り付けられています。
ただし、購入した製品にビスが含まれていなかったため、ホームセンターで別途ビスを購入しました。
ポリカーボネート中空ボードにアルミシールを貼る
ポリカーボネート中空ボードは、その名の通り空間があります。
水が内部に浸入し溜まるのを防ぐために、アルミシールを貼ります。
また、余ったポリカーボネート中空ボードを使用しているため、2枚を接合する際にもこのアルミシールを使用しました。
断熱材を入れる
冬には気温が低下し、土壌の温度も下がるため、微生物の活動が鈍くなります。
土壌の温度を少しでも保つために、断熱材である「スタイロフォーム」を利用しました。
「スタイロフォーム」はカッターで容易に切れるため、加工が非常に簡単です。
ただし、破損しやすいため、「スタイロフォーム」を守る目的で防草シートを巻きました。
写真には3面しかありませんが、後で左右にも取り付けて、しっかりと土を保温するようにしました。
黒土、米ぬかを入れる
黒土を6袋と米ぬかをビニール袋に1袋を投入!
これで「キエーロ」の準備が整いました。
小林農房の「キエーロ」が完成しました!
手順には記載されていませんが、防腐剤を塗布し、耐久性を高めました。
使用したのは、以前の残りの防腐剤です(どれだけ、多くの残り物があるの??と思われても仕方ない(笑))
「キエーロ」使用方法
- 土を掘る
- 穴に生ゴミを入れる
- 生ゴミをシャベルで砕く
- 水をかけ土と混ぜる
- 乾いた土を上からかぶせる
※生ゴミを入れる場所を順番に変えていくと、効率よく分解が進みます。
というこで、しばらくしてから「キエーロ」の使用感についてはアップしたいと思います。
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