初めてでもうまくいく!プール育苗2024 vol.③

農業BLOG

2024年のプール育苗の記録。第3弾!

ということで、今回はプールに水を張り、様子を見ながらシートを開けたり閉めたりしていきます。

プール育苗とは、ビニールハウス内や露地などに、ビニール等で簡易なプールをつくり、そこに育苗箱を並べて、水を溜めた状態で育苗する方法のことです。
出芽を育苗機の中で行うか、プール育苗の場所で行うかなど様々な選択肢があります。

今回はより確実な方法ということで、育苗機で出芽させて苗箱をここに並べて、育苗しています。
まだ実験段階なので、日本晴140箱だけプール育苗しています。

プール育苗の手順

  1. 地面を水平にする
  2. プールの枠を設置する
  3. ビニールを敷き、枠に留める
  4. 出芽している苗箱を並べる
  5. 園芸枠の上に太陽光反射シートをトンネル状にかける
  6. 芽が1.5葉になったらプールに水を溜める
  7. 気温をみながら反射シートを開閉する
  8. 田植えの1週間前に、反射シートをとる

芽が1.5葉になったらプールに水を溜める

反射シートを被せた後は、極力シートをめくらずに置いておきます。
そうすることで、水分が蒸発せず、シート内の温度を一定に保つことができます。
しかし、心配で時々開けて中の様子を見ていました。
▼芽が緑化してきています。

▼無事に芽が1.5葉まで伸びています。

▼ホースで水を溜めていきます。

しっかりと苗箱が浸かるように、水を溜めます。

気温をみながら反射シートを開閉する

正直なところ感覚で、反射シートを開け閉めしていました。
暖かい日が続いていたので、昼間は反射シートをめくり太陽光を当てていました。
夕方、まだ暖かいうちに、反射シートをかけ直して夜の気温の低下に備えました。

田植えの1週間前に、反射シートをとる

ここまでの流れをおさらいしておくと・・・
4月7日…播種作業
4月8日…芽出し機に入れる
4月10日…芽出し機から出す
4月11日…露地プールに置く
4月25日…★反射シートをとる

ということで、いよいよ反射シートを取りました。
順調に苗が育っているので、ここまで来れば大きな失敗はないと思います。

この後は、土が乾いたかなと感じたら、ホースで上から水を撒きます。
根がしっかりと張っていけば、完璧です。
そして、いよいよ5月1日に田植えをする予定です。

今年は、気温が高いこともあり、苗の生育はとても順調でした。

反射シートをかけることで、強い日差し、寒暖の差、強風などから苗を守ってくれるの、田んぼで農ポリをかけてやっている苗代より管理が楽でした。
また、心配も少なかったです。

来年はさらにプール育苗の量を増やそうかと思案しております。

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