小林農房の春キャベツ!① ~秋から始まる物語~

農業BLOG

小林農房の新しいチャレンジです!
2025年はキャベツ栽培にも挑戦します!!
キャベツは、様々なタイミングで収穫できますが、小林農房では「秋蒔き春取れキャベツ」を栽培します。

秋に種をまき、冬を越して春に収穫する「秋蒔き春取れキャベツ」は、寒さに耐えて育つことで、他の季節のキャベツとはひと味違う魅力を持っています。

冬の寒さにさらされることで、キャベツは糖分を蓄え、春には驚くほど甘くなります。
これは、寒さによって植物が凍結を防ぐために糖を生成する「低温糖化」という自然の仕組みによるものです。
春キャベツのやさしい甘みは、まさに冬を乗り越えた証です。

寒い時期は病害虫の発生が少ないため、農薬の使用を抑えた栽培が可能です。
小林農房でも、できるだけ自然に近い形で育てることを心がけています。
環境にもやさしく、安心して食べられるキャベツづくりができるのも魅力のひとつです。

小林農房では、米、糯米、ぶどうを主に栽培しています。
春から秋にかけてはその作業に集中しますが、秋蒔き春取れキャベツは、米作りが一段落する10月初旬頃から作業を始めることができます。
丁寧に栽培し、美味しいキャベツを収穫するため、この時期のキャベツ栽培を選びました。

100玉程度を栽培する予定です。
道の駅などで販売し、みなさんに食べてもらえるように頑張ります!

小林農房では、タキイ種苗(株)から出ている「YR春空」を栽培します。

やっぱり味や食感が大事です!
YR春空は、寒さを乗り越えて育つことで、葉にしっかりと甘みがのります。
そして、肉質は柔らかく、サクサクとした食感が特徴で、生食でも加熱調理でも美味しくいただけます。
また、葉は鮮やかな緑色でツヤがあり、内側は黄色みが強く、見た目にも美しいキャベツです。

萎黄病に耐病性があり、晩抽性(とう立ちしにくさ)と早熟性にも優れているため、秋にまいて春(初夏)にしっかり収穫できます。
寒玉系ながら春系の品質に近く、安定した収量が期待できます。

目安時期 :滋賀県長浜市では、9月下旬〜10月上旬が適期
気温の目安:日中25℃前後、夜間15℃以上が理想
理   由:発芽には適度な温度と湿度が必要。早すぎると高温障害、遅すぎると定植が冬に間に合わない可能性があります。

※ 種蒔きのタイミングは、地域によって違います。育てる地域の種蒔きのタイミングをよく調べてください。

【用意するもの】

  • キャベツの種……「YR春空」1.2mℓ(だいたい200粒~250粒程度入っていました。)
  • 育苗ポット………直径9㎝
  • 培養土……………「土太郎」「籾殻燻炭(自家製)」
  • ネット……………直射日光を優しく遮るもの



こんなに小さくて可愛い種が、大きなキャベツに育ちます。

小林農房では、土太郎(培養土)に自家製の籾殻燻炭を3:1の割合で混ぜます。

まずは、ポットに培養土を9割ぐらい入れます。

種を蒔く穴を、指や割り箸で作ります。
ポット内に2・3個開けます。
深さは1㎝~5㎜程度。

各ポットに2・3粒ずつ、深さ5mm程度に蒔きます。

※ 最終的に各ポットの出た芽の中で、1番良いものを残して、後は間引きます。

種が隠れる程度に土をかぶせます。
上から軽く押さえます。

ポットに水が浮くぐらいたっぷり上げます。
ホースの水量が強いと覆土がめくれる可能性があります。
優しく!たっぷり!がポイントです。

 発芽温度:発芽温度はだいたい15〜25℃です。
 水 や り:発芽までは、土が湿った状態になるよう、乾燥させないように水やりをします。
日光・温度:日中は日光に当て、夜間は冷えすぎないよう保温しておくのがポイントです。
      小林農房では、ビニールハウスの片隅に置いて管理しました。

令和7年10月5日(日)に種蒔きをしました。
すると・・・10月8日(水)には、早くも発芽しました!!!
※写真のピントがあってない💦

10月10日(金)には、立派な双葉が出ています!!

このまま順調に大きく育ってくれるように、丁寧に目配りして世話をしていきます。

次回は、育苗の様子と定植作業をお知らせします!

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